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【注意】やってはいけない子どもの叱り方3つ

叱り方

子どもを叱るのって難しいです…やっちゃダメな叱り方ってありますか?

はんめん

今回はこんな疑問にお答えします。

この記事を読んで欲しい人

・子どもの叱り方に悩んでいる人

・叱ることに自信が持てない人

・生徒指導の技術を向上させたい人

子どもたちの叱り方、とても難しいですよね。

子どもによって効果的な叱り方も違いますので、絶対にこの方法がいい!というものはありません。

けれども、絶対にやってはいけないことは存在します。

先に結論を書いておきます。

結論

・長時間の叱責は大人でも苦痛である

・人前で叱らない

・「行為」に限定して叱る

「生徒指導の技術を上げたい」「叱ることについて学びたい」と思っている人は、ぜひ参考にしてみてください!

目次

5分以上叱ること

brown wooden framed hour glass
Photo by Ron Lach on Pexels.com

「教員は話が長い」

このように感じたことはありませんか?

教育現場でも、周りくどく結論を何度も言ったり、また同じような話を繰り返す教員がいます。

自覚があればまだいいのですが、まったく自覚がない方もいます。

長く話すということは、相手の時間を奪っているということ。

叱るときには特に要注意です。

もちろん叱っている内容にもよりますが、基本的には3分、長くても5分以内に収めたいところです。

叱ることも我々教員の大切な仕事ではあるのですが、長く話していると聞く方の集中力が落ちます。

つまり、叱られている子どもが話を聞けていないのに、だらだらと叱り続けるということにもなるのです。

「ええと、何の話だっけ?」

となってしまえば、せっかくの時間が無駄になってしまいます。

そればかりか、教員に対して異なった感情をもつことにもなりかねません。

それは「怒り」です。

「どうしてこいつは長々とよくわからない話をしてくるんだ?」

と子どもが怒りを感じてしまっては、まさに逆効果です。

また、怒りがさらに「恨み」へと変化することもよくあることです。

そうなってしまえば、叱ったことによってのちのちまでの関係にも影響があらわれます。

子どもを叱るときには、時間を短く、視点を明確にして叱りましょう。

大勢の前で叱ること

woman in brown blazer wearing eyeglasses
Photo by Max Fischer on Pexels.com

これは我々教員が常に意識しなくてはならないことですが、子どもたちには強い自尊心があります。

我々もそうですが、人前で恥をかかされたり、辱めを受けたと感じたりすれば、それは相手への「怒り」や「恨み」といった感情が出てきます。

ましてや、子どもたちには子どもたちの社会があります。

それぞれの子どもによって立場が異なります。

そんな社会の中で、大人である教員からの叱責はとても大きな意味をもちます。

命にかかわる事態ならば別ですが、人前で叱らない、ということは常に意識したいものです。

人格を否定すること

text on chalkboard
Photo by cottonbro on Pexels.com

叱る際には「悪い行為」を叱るようにし「悪い行為をしたあなた」は叱らないように意識しましょう。

そうでなくては、子どもたちは自分自身を否定されたととらえ、行動を改めるどころか逆に強めることにもなりかねないからです。

例えば、次のような叱り方には注意したいものです。

人格を否定する叱り方

またお前か。

やっぱりやっていたんだな。

お前のせいだ。

こんなこともできないなんて、ダメなやつだ。

もちろん一例ではありますが、どれも口をついて出てしまいがちな言葉です。

しかしどれもが子どもに「怒り」や「恨み」を抱かせるのに十分すぎる力をもっています。

自分自身を否定された、と感じた子どもは、もう二度と教員に心を開いてくることはありません。

そうなると学級経営にも大きな影響が出ますし、何よりもその子との信頼関係を築くことはできなくなります。

叱る際にはあくまでも「行為」を否定するにとどめ、「人格」は否定しないように気を付けましょう。

結論:「怒り」や「恨み」を抱かせないよう、短時間でわかりやすく叱る!

はんめん

今回の結論です!

結論

・長時間の叱責は大人でも苦痛である

・人前で叱らない

・「行為」に限定して叱る

学級経営上、どうしても「叱る」ことは必要です。

叱れない教員には子どもたちは安心感を抱きません。

問題行動を放置・容認する大人である、とみなすからです。

ですから、きちんと叱ることはとても重要な技術です。

やってはいけない叱り方を学んで、ビシッと叱りましょう!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、良い教員ライフを!

「魅力的な教員」になるためには?

叱り方

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この記事を書いた人

子どもたちの成長を間近で見ることができる、教員の仕事ってとっても魅力的!でも労働環境が良くないのもまた事実。解決方法を模索しながら奔走する毎日を過ごしています。公立小中学校で勤務して11年目です。
教育大学卒。専門は社会科(政治学)。ネコ派。二児の父。

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