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【超簡単】「多面的」と「多角的」の違いとは?

多面的、多角的
うさ美

「多面的」と「多角的」って言葉ぁ、超イラつくぜぇ〜ッ!どういうことだよ?クソッ!

はんめん

今回はこんな疑問にお答えします。

この記事を読んで欲しい人

・「多面的」「多角的」という言葉について詳しく知りたい人

学校で働いていると「多面的」や「多角的」という言葉をよく耳にします。

学習指導要領にも出てきますし、最近は教科書にも登場するこれらの言葉。

はんめん

みなさんは説明できますか?

もしも子どもから「多面的ってどういうことですか?」と聞かれたら、なんと答えますか?

思わず答えに詰まってしまいそうですが、実に簡単な例を出すことで子どもにもわかりやすく説明することができます。

この記事ではそんな説明の仕方を解説したいと思います。

先に結論を書いておきます。

結論

・多面的とは物事に様々な面があること。サイコロで言えば1から6までの数字があること。

・多角的とは見る角度を様々に変えること。サイコロを見る角度を変えれば、今まで見えなかった数字を見ることができる。

「多面的・多角的ってどういうこと?」「子どもたちにどう説明したらいいの?」と感じている方は、ぜひ参考にしてみてください!

目次

多面的とは

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Photo by Miguel Á. Padriñán on Pexels.com

辞書では次のように説明されています。

ものの在り方や見方がいろいろな方面にわたっているさま(デジタル大辞泉)

「多面」と引くと、次のように説明されています。

  1. 多くの平面
  2. 多くの方面・分野
うさ美

うーん…わかるようなわからないような…

はんめん

つまり「いろいろな面があるよ」ということです。

教育の場において「多面的」とは、ある物事がさまざまな面をもっているという意味で使われます。

例を挙げて説明しましょう。

1543年に鉄砲が日本に伝わります。

皆さんご存じの通り、この出来事は次のようなさまざまな面をもっています。

  • その後の日本の戦における戦術的な価値観を変えた
  • 鉄砲の生産地である都市に富が集まった
  • 造船、操船技術の発達によりヨーロッパを中心とした大航海時代の結果として伝わった
  • 宗教改革に押される形でカトリックが信仰を広めるため、航海を後押しした。結果として日本に鉄砲が伝わった

もちろんこれだけではありません。

例として鉄砲の伝来を挙げましたが、その他の社会的な事象もさまざまな面をもっているものです。

このように、ひとつのものごとが様々な面をもっていることを「多面的」であると表現します。

多角的とは

fencers in their fighting stance
Photo by Tima Miroshnichenko on Pexels.com

それでは「多角的」とはどんな意味なのでしょうか。

辞書を引くとこのように説明されています。

いくつかの方面にわたるさま (デジタル大辞泉)

「多角」と引くと、次のように説明されています。

  1. かどの多いこと
  2. いろいろな方面にわたること
うさ美

これだけじゃ何がなにやらわかりませんね…

はんめん

正直なところ、辞書では同じような意味合いで使われていますからね。

教育に関して使われるとき「多角的」とは物事を見る角度や立場が複数あることを指します。

ある物事を一方の立場からだけでなく、違う立場から見るともっとよくわかるよね!ということです。

例えば、先に挙げた「鉄砲の伝来」を武士の立場から考えると?商人の立場から考えると?…それぞれ、意見が違っているはずです。

それらを考えることで、物事についてより深く考えることができます。

これが「多角的」に考える、ということです。

文部科学省の定義

blue vinyl record playing on turntable
Photo by Elviss Railijs Bitāns on Pexels.com

それでは、文部科学省はどのような意味合いで「多面的」「多角的」という言葉を使っているのでしょうか。

これを考えるためには学習指導要領を参考にするのが良いでしょう。

「社会的事象自体が様々な側面を持つという『多面性』と、社会的事象を様々な角度から捉える『多角性』とを踏まえて考察する」 (文部科学省、2018)

やはり学校教育で使われる通り、多面的とは物事そのものがもつ様々な面のことを指し、多角的とは物事を様々な角度から見ることを指すようですね。

うさ美

何となくわかってきましたけど…まだ難しいですよ。

はんめん

話が少しややこしくなってきましたね。では最後に、僕が小学生に説明するときの話し方を紹介します。

小学生でもわかるサイコロを例にあげた「多面性」「多角的」の説明の方法

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Photo by Pixabay on Pexels.com
はんめん

この説明で、クラスの小学5年生が全員理解しました!

まず、サイコロを用意します。できれば大きなものがいいです。そうしてサイコロを掲げながら、教室の中央に立ちます。

次に「見える数字を教えてね」と言い、「6が見える人ー?」と言いながら手を挙げさせます。子どもたちは自分には見えている数字が見えていない子がいることに気づき始めます。

最後に「見えない数字がありましたね。もしも全部の数字を見たいなら、どうしたら良いですか」と尋ねます。子どもたちからは「見る角度を変える(多角的)」という意見が出るでしょう。

「多面的」については「見えていようが見えていまいが、サイコロには1から6までの数字がある、それが多面的だと言うこと」と説明します。

うさ美

おー、これはわかりやすい!

はんめん

子どもたちも実感を伴って理解できますので、お試しあれ。

結論「多面的」とは物事に様々な面があること。「多角的」とは物事を様々な角度から見ること。

はんめん

それでは今回の結論です!

結論

・多面的とは物事に様々な面があること。サイコロで言えば1から6までの数字があること。

・多角的とは見る角度を様々に変えること。サイコロを見る角度を変えれば、今まで見えなかった数字を見ることができる。

指導案を書くときだったり、研修の時だったり…いろいろな場面で「多面的」「多角的」という言葉は使われています。

それらの意味を覚えることで、きっとあなたの教育への理解も深まるはずです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、良い教員ライフを!

「魅力的な教員」になるためには?

多面的、多角的

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この記事を書いた人

子どもたちの成長を間近で見ることができる、教員の仕事ってとっても魅力的!でも労働環境が良くないのもまた事実。解決方法を模索しながら奔走する毎日を過ごしています。公立小中学校で勤務して11年目です。
教育大学卒。専門は社会科(政治学)。ネコ派。二児の父。

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