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【どんな準備をするべきか】初任者が知っておくといいこと

初任者教員の準備
うさ美

春から初任です…!でも何をしたらいいんでしょうか。「何がわからないかわからない」状態です…。

はんめん

僕もかつて「何がわからないかわからない」状態でした。そのときに「教えてほしかったこと」をまとめてみます。

この記事を読んでほしい人

・春から子どもたちの前に担任として立つ人

・教育現場で働いているけれども、うまくいかないことがある人

初任として働き始めたとき、一番困ったのは「何がわからないかわからない」状態であることでした。

先輩方は

先輩教員

わからないことは何でも聞いてね

と言って下さるのですが、

はんめん

そもそも何を聞いたらいいのかわからない…

そんな状態でした。

いきなり最前線に放り込まれたのですから、何をすればいいのかわからなくて当然といえば当然です。

その中で四苦八苦しながらみなさんは技術を磨いていくわけです。

でも「最低限これだけは知っておくといいよ」と誰かが教えてくれたらいいのになあ、とも思うのです。

そこで今回は、初任のころの自分自身に贈るつもりで「初任のときに知りたかったこと」をまとめます。

先に結論を書いておきます。

結論

・学習面は、教材と授業について研究すべし

・生活面は、子どもと保護者の納得と理解に重点を置くべし

・業務効率化は、誰も教えてくれないから自分で調べ続けるべし

春から子どもたちの前に担任として立つ予定の人は、ぜひ参考にしてみてください!

目次

学習面について

teacher talking to the class
Photo by Max Fischer on Pexels.com

教材研究のやり方

教員の本業は、授業です。

授業がおもしろければ子どもたちもついてきます。

では、どうやって教材研究をするといいのでしょうか。

「教材研究の大切さ」は多くの先輩が語りますが「教材研究のやり方」について教えてはもらえませんでした。

教材研究をする時間もなかなか取れないのが現実ですが、それでもポイントを絞ることで、効率的に準備をすることができます。

はんめん

「学ぶ喜び」を教えられる教員は、まず子どもたちからの信頼を得やすくなります。

授業の進め方

授業は、しばしば子どもたちにとって退屈な時間になってしまいます。

特に「一生懸命に教えようとする」教員は、そんな時間を作りがちです。

せっかく研究した教材について語りたいところですが、そこは子どもたちの様子をよく見る必要があります。

僕が特に重視しているのは、授業中に一回は「笑い」が起きるようにすることです。

はんめん

子どもたちにとって多くの時間を過ごすことになる「授業」の時間。その時間を、子どもたちにとって楽しく学びの多い時間にしたいものです。

教育論文の書き方

僕の勤務する自治体では、初任は研修の一環として「教育論文」を執筆することになっています。

教育論文を書くには、ポイントをおさえた研究授業をしなくてはなりません。

はんめん

そんなこと、誰も全く教えてくれませんでした。

さんざん時間をかけたにも関わらず、論文はひどいものになりました。

さすがにこんな無茶ぶりをする自治体は少ないと思いますが…。

はんめん

今では、いくつもの論文が自治体から認められ、表彰されるまでになりました!自分の実践を振り返る意味でも、オススメです。

生活面について

「清掃」「係」「席替え」などシステムの作り方

学級経営の根幹である、様々なシステム。

その作り方、決め方を間違えると、学級崩壊を招く恐れもあります。

はんめん

それほど重要にも関わらず、なぜか教えてもらえなかった覚えがあります。

はんめん

これらに共通するポイントは「公平感」を演出することです。子どもたちが不満を感じやすいところですので、慎重にいきたいものです。

保護者対応の仕方

僕が初任の頃にもっとも苦手だったことのひとつ、保護者対応。

はんめん

こちらに経験がないこともあり、どうしても気おくれしてしまうのですよね。

多くの保護者を味方につけるためにも、丁寧に対応したいところです。

はんめん

基本的に学校の中は「ブラックボックス」です。人間はよくわからないことに不安を抱きますので、積極的な情報開示を心掛けましょう。

生徒指導の仕方

子どもたちは、日々問題を起こします。

未熟な人間が集団生活を送っているのですから、それは当たり前です。

教員は一つ一つの問題に丁寧に対応し、子どもたちの気持ちを汲み取りながら、よりよい生き方を考えさせていきます。

それこそが「生徒指導」とよばれる、教員の重要な仕事の一つです。

はんめん

問題に関わった子(被害者も加害者も)が納得できるように、教員は心を配る必要があります。これが難しいところです。

学級崩壊を防ぐ方法

教員になる前から、学級崩壊については漠然とした不安がありました。

しかし、どうしたら防ぐことができるのか。

起きにくくするにはどうしたらいいのか。

そのことについては教えてもらえませんでした。

はんめん

「正解」はなくても「不正解」は存在します。それを知るだけでも大きな意味があります。

業務効率について

man wearing black and white stripe shirt looking at white printer papers on the wall
Photo by Startup Stock Photos on Pexels.com

時間の作り方

今でこそ定時に帰ることができるようになりましたが、当時は悲惨でした。

6時に出勤、21時に退勤。

土日も部活動&学級事務のために学校へ行きました。

時間外勤務は200時間を超え、精神的に不安定な日々が続きました。

はんめん

今思えば恐ろしい状況ですが、当時はそれが普通だと思っていました。

おそらく日本中で、同じような状況に置かれている教員がいることでしょう。

そんな中で「時間をどうやって作り出すか」なんて教えてくれることはなく…。

結局、自分で異常さに気づくしかありませんでした。

はんめん

教員の中には「教員は子どものために人生の時間を削って当然だ」と考える人も多くいます。僕はそんな考え方を否定します。自分の人生を生きましょう。

やらなくてもいい仕事

教員をやっていると、仕事には3種類のものがあることに気が付くようになります。

  • やらなくてはいけない仕事
  • どちらかといえば、やったほうがいい仕事
  • やらなくてもいい仕事

そもそも勤務時間内に仕事が収まっていないことが異常なのです。

「やらなくてもいいこと」なんて真っ先に削るべきなのですが…なかなかそんな考え方にはならないのです。

何を「やらなくてもいい」のか誰も教えてくれないので、僕は自分で調べるしかありませんでした。

はんめん

「時間がない」と言っている教員の中には、あれもこれもと自ら仕事をしている人がたくさんいます。やらなくてもいい仕事を知っておくだけでも、ずいぶん違うと思います。

買っておくといいもの

学級経営をしてみると、意外といろいろな物が必要なことに気づきます。

初任のころは、毎週のようにホームセンターへ買い出しに行っていました。

また、体調を整えて最高のパフォーマンスを出すためにも、QOLを上げるアイテムは大切です。

はんめん

やってみないと必要なものはわかりませんが、準備はしておいて損はないと思います。

結論:学習面の準備+生活面の準備+業務効率化

はんめん

今回の結論です!

結論

・学習面は、教材と授業について研究すべし

・生活面は、子どもと保護者の納得と理解に重点を置くべし

・業務効率化は、誰も教えてくれないから自分で調べ続けるべし

はんめん

どれもこれも、初任のころに知りたかった…!

自分でもこのように思う内容ばかりです。

もちろん紆余曲折があったからこそ、気づけたことや学べたこともたくさんあります。

けれども、もっと他のことに時間を使えたのではないか、とも思ってしまうのです。

あなたには同じ轍を踏んでほしくはない、と願っています。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

それでは、良い教員ライフを!

「魅力的な教員」になるためには?

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この記事を書いた人

子どもたちの成長を間近で見ることができる、教員の仕事ってとっても魅力的!でも労働環境が良くないのもまた事実。解決方法を模索しながら奔走する毎日を過ごしています。公立小中学校で勤務して11年目です。
教育大学卒。専門は社会科(政治学)。ネコ派。二児の父。

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