ここ数年、クラスでのちょっとしたスキマ時間に「レク」の時間をとっています。
学級経営上、とても良い効果が生まれてきているので紹介します。
・学級経営を上達させたい人
・クラスで行うレクの効果を知りたい人
少し前まで、僕はクラスで行うレクについて、さほど重視していませんでした。
レクなんかせんでもクラスはまとまるわい!
そんなふうに思っていた時期が、僕にもありました…。
確かに、レクなどの時間をとらなくても、クラスはまとまります。
しかし、レクをすることでその学級経営がさらによくなるのも事実です。
具体的には、どんな効果があるんですか?
例えば、子ども同士の関係がよくなります。
とはいっても、比較対象もありませんので、あくまで主観的な感想にはなります。
先にまとめを述べておきます。
・スキマ時間に合わせてレクを選ぼう
・レクによって学級経営に良い効果が生まれる
授業のスキマ時間を使い、かつ学級経営上も良い効果があるとなれば、ぜひとも取り組んでみてほしいものです。
今回は「スキマ時間」と「レクの具体例」を紹介しながら、その効果について記していきます!
スキマ時間の5分でできる!
先生の考えを当ててみて!
ほんのちょっとの時間でもできるレクです。
- 子どもたちに知られないよう、お題を決めておく。
- 制限時間を決める。2~3分くらいがいいかも。
- 子どもたちからの質問を受け付ける。ただし「はい」「いいえ」で答えられる質問のみ。
- 制限時間内に正解できれば子どもたちの勝ち。
1年生の子どもたちでも、一度ルールを覚えてしまえば楽しく行うことができます。
このレクでは、言葉のカテゴリーについて学ぶこともできます。
「はい」「いいえ」でしか答えられない質問をしますので、質問の仕方に工夫が必要になってきます。
例えば「それはりんごですか」と「それは果物ですか」と聞くのとでは、後者の方が優れています。
なぜなら一度の「いいえ」だけで、その他多くの選択肢を除外できるからですね。
そんな言葉のカテゴリーについても意識しながら声掛けをしていくと、国語の力もついてきます。
スキマ時間が10分あったらできる!
みんなの考えは?
- お題を決める。例:「夏と言えば、何?」
- 子どもたちがお題について考え、その答えを紙に書く。
- 子どもたちの答えを発表していく。
- 同じ答えを書いた人数分、ポイントが入る。夏と言えば→「海」と3人が書いていたら3ポイント
- 3~4回繰り返す。
子どもたちの他者意識をちょっと深めることができるレクです。
お題に対する答えを書くとき、多くの子は「自分が何を書きたいか」よりも「他の人は何と書くか」と考えるようになります。
自分勝手なふるまいの目立つ子が多い学級を受け持ったとき、このレクを行うとちょっとだけ思いやりの心が育った…気がします。
スキマ時間が15分もあるならできる!
3億円ジャンケン
- ふせんを1人、3枚配る。1枚のふせんが1億円。
- 教室の中を移動し、出会った人とジャンケン。
- ジャンケンに買ったら相手からふせんを1枚もらえる。
- 制限時間内に最も多く稼いだ人の勝ち。
小学校低学年にはちょっと難しいのですが、ジャンケンという単純なゲームがとても白熱します。
クラスの実態に合わせて、さまざまな条件をつけても面白いでしょう。
例えば、一度だけ”借金”ができるようにしたこともあります。
手持ちのふせんが0枚になってしまったとしても、一度だけふせんを借りることができます。
ただし、ゲーム終了時に同じだけの数のふせんを返さなくてはいけません。
一度敗退した子が借金をして勝ち上がっていくなど、経済についてもちょっとだけ学べるレクです。
まとめ
今回のまとめです。
・スキマ時間に合わせてレクを選ぼう
・レクによって学級経営に良い効果が生まれる
学級経営をしていると、子どもたち同士のつながりを深めたくなることがあります。
ちょっとしたスキマ時間にできるレクを用意しておくと、そんな子ども同士のつながりを深めるきっかけをつくることができます。
様々なレクについて学び、自分の学級経営に生かしてみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、良い教員ライフを!
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