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【学級経営のコツ】黄金の3日間に、教員がすべきこと

黄金の3日間
うさ美

「黄金の3日間」って何ですか?
何をしたらいいんですか?

はんめん

今回はこんな疑問にお答えします!

この記事を読んでほしい人

・担任として教壇に立つ人

・「黄金の3日間」の準備を考えている人

・学級経営を上達させたい人

4月から始まる新学期。

その最初の3日間は、通称”黄金の3日間”と呼ばれます。

1年の間で最も「子どもが教師の話を真剣に聞く期間」と言われることもあるほど、学級経営にとって重要な期間です。

新学期には、クラスのほぼ全員が「今年度はがんばろう!」と思っているものです。

はんめん

もちろん程度に差はありますけれどね。

ですから、クラスのルールを確立させるためには、この3日間の使い方が重要だ、といわれます。

ではどのような使い方をするといいのでしょうか?

結論を先に述べます。

結論

・学級のルールをあらかじめ考えておく

・ルールを周知し、それを徹底させる

・ルールを守らない子に毅然と対応する

「教壇に立つ予定がある」「黄金の3日間を成功させたい」という人は、ぜひ参考にしてみてください!

目次

①学級でのルールを考え、提案もしくは周知する

similar cubes with rules inscription on windowsill in building
Photo by Joshua Miranda on Pexels.com

学級経営を行うにあたって、様々なルールをあらかじめ考えておく必要があります。

例えば、このようなものです。

  • 給食のルールは?
  • おかわりはどうやって行う?
  • 清掃の区域わけは?どう決める?
  • 宿題は何を出す?どうやって集める?
  • ホームルームの進め方は?
  • 係り決めはどうするか?
  • 授業中の発言はどのように行うか?

…とまあ、このようなことです。

子どもたちが学級のルールを守ることができるよう、おおまかな枠組みは教員が考えておきましょう。

そもそものルールがないと、周知も何もありませんからね。

なお、小学校の低学年などは教師がルールを決めればよいですが、小学校高学年~中学生では、教師が提案→話し合って微調整、という流れにするのがオススメです。

はんめん

こうすると先生が勝手に決めたルールなんて知らんよ」となることを防げます。

教室の中にも民主主義を持ち込むことは、主権者教育の観点からも重要だと思います。

具体的にいくつかの記事で解説していますので、興味のある方はご覧ください。

この3日間で、「このクラスでは意見を言っていいし、みんながそれを受け止めてくれる」と感じる子どもを増やしたいですね。

そうできれば、年間を通した学級経営はスムーズになっていきます。

お互いを認め合う雰囲気を醸成していきたいものです。

②ルールを繰り返し周知・徹底する

cheerful young woman screaming into megaphone
Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

”黄金の3日間”は、ほとんど全ての子どもたちがこちらを向いている期間です。

昨年度にどんな問題を起こした子どもも、自分自身に失望している子どもも、「今年度こそはがんばろう」という気持ちをもっています。

だからこそ、この期間は大切です。

クラスのルールとして決めたことを、教師がきちんと周知・徹底することが、1年間のクラス運営を決定付けます。

この3日間は子どもたちとの勝負の期間でもあります。

子どもたちは、「この先生はどこまでなら許してくれるのか」という見極めを常に行ってくる存在です。

「去年は○○だったのに」とか「前には先生は○○って言いましたよ」といった言葉が生徒から出始めたら、要注意です。

はんめん

ひるまず毅然と対応しましょう。

「去年は去年!」「確認できるように、紙に書いておこうか」など、冷静かつきちんと対応していけば、問題ありません。

「えっ、じゃあ○○にしようか」と優柔不断になったり「そんなこと言ってない!」と感情的になったりすることは、子どもたちに付け入る隙を与えることになります。

そして、そういった隙を見せると、あっという間にルールは崩壊します。

クラスの子どもたちに対し、公平感を演出しながら接することが大切です。

③子どもたちにルールを守らせる

selective focus photography of male umpire
Photo by Pixabay on Pexels.com

ルールを徹底させようとすると、その隙間を突く子が出てくるものです。

その子への対応を、クラスの他の子どもたちはつぶさに見ています。

対応が甘いと「さっき○○くんには良いって言ってたのに!」と反発するきっかけを与えてしまいます。

先ほども述べたように、あくまでも毅然と対応することが重要です。

きつい言い方をしたり、声を荒げたりする必要はありません。

ただ「それは許されない」と冷静に伝えましょう。

教員の言葉だけでなく、問題に対応する姿や立ち居振る舞いも、子どもたちはよく観察しています

「この先生は、問題が起きたときにもきちんと対応するんだ」と思わせることは、ルールを確立させるうえでとても有益です。

しかも、教員の毅然とした振る舞いは子どもたちに安心感をもたらします。

はんめん

「僕・私が困ったときも、きちんと対応してくれる」と子どもたちが感じるようになるからです。

安心感は、多少の問題では崩れないクラスを作るために必要なものです。

結論:「黄金の3日間」にルールを考え、周知し、守らせる

はんめん

今回の結論です!

結論

・学級のルールをあらかじめ考えておく

・ルールを周知し、それを徹底させる

・ルールを守らない子に毅然と対応する

黄金の3日間”は子どもが教師の方向を向いているだけに、ルールを確立させやすい期間です。

しかし同時に、今後の学級経営を左右する、大変重要な期間でもあります。

ルールを確立させるためにも、黄金の3日間への準備をきちんと行い、問題には毅然と対応しましょう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、良い教員ライフを!

「魅力的な教員」になるためには?

黄金の3日間

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この記事を書いた人

子どもたちの成長を間近で見ることができる、教員の仕事ってとっても魅力的!でも労働環境が良くないのもまた事実。解決方法を模索しながら奔走する毎日を過ごしています。公立小中学校で勤務して11年目です。
教育大学卒。専門は社会科(政治学)。ネコ派。二児の父。

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