教員の「魅力」や「やりがい」って何でしょう?
今回はこんな疑問にお答えします。
・教員になりたいと思っている人
・教員の魅力ややりがいを再確認したい人
・転職しようか迷っている人
教員は魅力的な職業です。
これは間違いありません。
これだけ「ブラック」と言われ続けているにも関わらず、教員になりたい人は後を絶ちません。
それは、教職がどれだけ魅力的であるかを物語っているでしょう。
もっとも、最近は採用試験の受験者数も減ってきていますので、抜本的な改革が必要にはなるのでしょうが…。
さて、教職の魅力とはどのようなものがあるのでしょうか。
先に結論を書いておきます。
・人間の成長に立ち会える
・多種多様な人間に出会える
・給料は平均以上
「教員になりたい」「教職の魅力を知りたい」と思っている人は、ぜひ参考にしてみてください!
魅力1:人間の成長に立ち会うことができる
人間は成長していくものです。
特に子どもたちは、そのスピードがとても早いものです。
昨日はできなかったことが、今日はできるようになる。
1週間前には苦手だったことが、今週は得意になっている。
そんなことは日常茶飯事です。
教員はそのかたわらにいて、子どもたちの成長を目の当たりにできる職業です。
解けなかった問題が解けるようになる。
逆上がりをマスターできる。
子どもたちに技術を教え、努力の仕方を伝え、人生観を示していく。
こんなことができる職業は、おそらく教職だけでしょう。
子どもたちが成長する場面は、本当に感動するものです。
この魅力があるからこそ、僕はまだ教員を続けることができています。
しかし、無知なままでは子どもたちを成長させることはできません。
どれほどキャリアがあろうとも、教員としての専門性を高め続けていく必要があるでしょう。
魅力2:様々な人間と出会うことができる
先生は社会に出たことがないから非常識だ
そう揶揄されることもありますが、僕はこの指摘には疑問を感じます。
というのも、学校は様々な人間と出会うことができる場であるからです。
保護者の中には弁護士も、医者も、政治家も、製造業も、飲食店経営者も、極道もいます。
子どもたちの中にはさらに多様な職業に就く人間がいることでしょう。
つまりは、それだけ多種多様な人間が存在し、様々な考え方に触れることができる場が、学校という場所なのです。
一つの職業に就き、その世界しか知らない人と比べて、どちらが多様なものの見方をすることができるでしょうか?
もちろん、学校はとても狭い空間ですし、閉鎖的な場所でもあります。
自分たちだけの世界に閉じこもろうと思えばそうすることもできてしまいます。
ですから、上のような指摘を受ける”非常識”も出てきてしまうのでしょう。
部活動や校則などはその最たるものですね。
だからこそ、自分自身で人間性を高めるような意識をもつことは必要になるでしょう。
魅力3:収入が安定している
お金が全てではありませんが、お金で解決できることが数多くあることも事実です。
現代のような不安定な世界にあって、職を失う心配が少なく、毎月決まった給料があり、半年に一度ボーナスが出る教育公務員は、かなり恵まれた待遇であるといえるでしょう。
もちろん労働時間の長さは無視できませんから、それを改善していく必要はありますが…。
教員の給与は他の地方公務員と比べても高い水準になっています。
とはいえ、残業代が出ない、という落とし穴もあります。
そのあたりをきちんと学び、時間外勤務を減らしながら働く必要があるでしょう。
結論:人間の成長に立ち会えつつ、平均よりも高い給料を手にできる
今回の結論です。
・人間の成長に立ち会える
・多種多様な人間に出会える
・給料は平均以上
労働環境がブラックだということが知れ渡り、教員の成り手は年々少なくなってきています。
もちろん、教職に魅力を感じる人は多いのでしょうが、それ以上に労働環境が改善される兆しが見えないことが問題です。
給特法に、部活動に、長時間労働に…問題は山積しています。
転職を考える方は、とりあえず転職サイトに登録しておくのも視野が広がって良いかもしれません。
ただ、それでも僕は教員を続けていくつもりです。
それらを補って余りある魅力がある、と思うからです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、良い教員ライフを!
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