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教師の休日

「ローマの休日」みたいな感じで。観たことありませんけど。

会社に勤めている人も、休日出勤ってのはあるんでしょうね。きっとあると思います。毎日お疲れ様です。

公務員である教師も、休日出勤があります。一体どんな仕事があるのか。では見ていきましょう。

①部活動

はい。最大にして最強の理由。部活動です。もうやめればいいのにって多くの教師は思っていると思いますが、やめられません。慣習とか様々理由をつけて、継続しております。とはいえ部活によってその活動時間は異なります。

野球とかサッカーとかテニスとかは…とても多いです。基本的に土日のどちらもあります。大会も多いですし、そうなると1日あたり7~9時間は拘束されるでしょう。日曜日に大会があると、土曜日はそのための練習時間が必要です。そうすると、土日で12時間を超える超過勤務(残業)となります。こんなん簡単に過労死ラインを超えますね。

一方で、土曜日か日曜日の半日だけ活動、という部活もあります。どちらかといえばそういう部活のほうが多いかもしれません。もちろん地域によって差はあるでしょうが…。それでも、休日の超過勤務は4~5時間。1ヶ月で16~20時間です。休日だけで、ですよ

②平日にやり残したアレコレ

これもけっこう多いんですよね。平日もかなり忙しいですから、授業の準備に、生徒指導のまとめ・報告に、校務分掌の仕事に、委員会の仕事に、教室の掲示物の作成に、教室環境の点検に、学級通信の作成に、成績処理に…などなど。理由には事欠きません。

当然ながら平日の勤務時間では処理できる作業量ではありませんので、しわ寄せは休日にやってきます。たまりませんが、これらを処理しないと来週が迎えられませんので、仕方ありません。だいたい週あたり2~3時間ってところでしょうか。こちらは、経験や教師の性格(どこまでやるか。教師のこの手の仕事には、終わりがありませんから)、担当教科などによって異なります。それでも超過勤務は月あたり10時間ほどにはなるでしょう。休日だけで、ですよ。

③家に帰りたくない

一定数いるようです。こういう先生も。そんなんだから残業代が出ないんじゃ…。こういう先生はネットサーフィンしたり、読書したりしています。これは超過勤務には入らないか。

hanmen
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家でくつろげよ!

こういった様々がありつつも、他にも買いものに行ったり、家族との時間を過ごしたり、もちろん趣味の時間をとったり、人間として生活しています。

正直言って、個人のマネジメントだけではこなせないほどに「教師としてやらなくてはならない仕事」が多いです。作業量が多すぎるために、現場の教師は「作業効率をあげるため、仕事の質を下げる」か「時間をかけて仕事をする」かに大別されている、と思います。だからこそ教師の質が問われる事件が頻発したり、教師の長時間労働が問題になったりするのでしょう。

一番の解決策は教員の数を増やすことなのですが、予算もありますし少子化ですし難しいでしょう。それなら部活動などの業務を減らしていかねばならんと思うのですがね。いかがでしょうか。

「魅力的な教員」になるためには?

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この記事を書いた人

子どもたちの成長を間近で見ることができる、教員の仕事ってとっても魅力的!でも労働環境が良くないのもまた事実。解決方法を模索しながら奔走する毎日を過ごしています。公立小中学校で勤務して11年目です。
教育大学卒。専門は社会科(政治学)。ネコ派。二児の父。

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