はわわ…ついに今年度、研究授業をすることになりました!
おお!研究授業を任されるようになれば、あなたも教員として成長できているということです。良かったですねえ!
う~ん、でも実際に研究授業をしている先生を見ていると、なんだか大変そうです…私にできるのでしょうか?
まあまあ、何事もまずはやってみることが大切ですよ。でも、せっかくなら自分の成長につながるようにしてみましょう!
研究授業で見られること
一口に研究授業と言ってもその種類は多様です。校内での研究授業から、県外から参加者が来るほどの研究授業まで、まさに千差万別。ここでは最も関わる機会の多い、学校内だけでの研究授業にしぼって考えてみます。
さて、研究授業で見られることは何か。大きく3つあるでしょう。
授業そのもの
何はともあれ、授業です。
授業の目標、手立て、実際の流し方、教員の出るタイミング、板書など…授業そのものを見られることが最も多く、また、だからこそ研究授業の意味があると言えるでしょう。
指導案から
目標にそった授業か?
授業の内容は、その授業の目標にそったものでしょうか。子どもたちの実態と、授業の目標の設定が適切なものであったかどうか。
目標を達成するための手立ては適切か?
授業の目標に迫るために、教員は手立てを用意します。それが適切かどうか。また、実際に子どもたちにとって有効に働いていたかどうか。
授業の実際から
実際の授業の流し方はどうか?
子どもたちを前にして行う授業は、教員それぞれの特性があらわれます。どんな声掛けをするのか、発問はどうか、困っている子に対する支援はどうか。
教員の出るタイミングはどうか?
子どもたちの発言の中にあって、教員の反応や切り返し、話題の転換などの出るタイミングはとても重要なものであり、多くの場合、授業の流れを左右します。その出るタイミングはどうか。
板書はどうか?
ただの羅列では、板書は板書足り得ません。いわゆる構造的な板書になっているかどうか。子どもたちの思考を助ける構造になっているかどうか。
学級経営
授業には、普段の学級経営も含め、教員の力量の全てが現れるものです。子どもたちとのかかわり方、授業の質を左右する重要な要素です。
教員の子どもたちとのかかわり方を見ていると、普段の学級の姿もおのずと想像できてくるものです。研究授業では、多くの教員に授業を見られることになります。研究授業があるかどうか、普通は年度始めにわかるものです。研究授業のために、というわけではありませんが、そのこともきちんと意識して学級経営にあたると良いでしょう。
まとめ
研究授業は、スゲー見られます。
いかがでしたか?やってもやらなくても給料としては変わらないのですから、やらない方がよいという意見もあるでしょう。しかし自分の成長につなげられれば、自分自身にはもちろんメリットがあります。それだけでなく、今後自分に関わる子どもたちにとっても大きなメリットとなるでしょう。どうせなら、自分の、そしてまだ見ぬ教え子のために、一生懸命に取り組むと良いと思います。
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