やってもやっても終わりません!今日も定時で帰れない!
教員の仕事って本当に多岐にわたりますからね。普段意識していないだけで、膨大な仕事量を日々こなしています。
仕事の量は減らないかもしれませんが、一体我々が毎日何をしているのか…それを教えてください!
それでは今回は、教員の仕事についてお伝えしていきます!
学習指導
我々のメインの仕事です。
良い授業をすること。わかりやすい授業をすること。面白い授業をすること。
学習に関する指導は、主に授業に集約されるでしょう。面白い授業をすることは、教員にとっての本懐でもあります。
確たるデータはなく、あくまでも経験則の範囲を出ないのですが、学級崩壊を引き起こす要因の一つに「授業がつまらない」というものがあるように思います。学級崩壊を引き起こす教員にもさまざまなタイプがいますが、共通していることは「授業がつまらない」ということでした。教科書をひたすら読むだけであったり、教員が話し、子どもたちは聞くだけであったり、授業の流れがはっきりしていなかったり。
授業は、学校生活の大半の時間を占めるものです。その授業が面白くなく、苦痛に満ちた時間であったとしたら、学級崩壊が起きてしまうのも無理はない、と個人的には思います。子どもたちや保護者の信頼を得るためにも、面白い授業を展開することは、教員には必要なことです。
生活指導
学校は、集団生活の訓練を行う場でもあります。
学校では、大勢の人間の中で、自分の感情と折り合いをつけ、他人と共存していく方法を学ぶことができます。ただ、その過程で、他者との軋轢が生じてしまうのは、致し方のないことです。そこのサポートを行うのが、教員です。
子どもたちは未熟な存在ですので、数限りない失敗をします。その失敗を通じて、成長を続けていくものです。教員は子どもたちが失敗を糧とできるように、支援していく必要があります。
参考までに、僕が最近行った指導を列挙しておきます。
大切なことは、子どもたちが「自立」へと進んでいけるかどうかであると思っています。悪いことをした子が叱られたととして、その場は反省しているように見えたとしても、内面が変わっていかなくては意味がありません。子どもたちのそれぞれの特性をつかみつつ、子どもたちを「自立」へと導いていくことが、生活指導です。
成績処理
学期末が近づいてくると、そろそろ成績処理が本格化し始めます。
多くの学校で子どもたちに配られているであろう、通知表。あれって法的な根拠のないものだということは、ご存じでしょうか?指導要録は我々教員が作成しなくてはならない公文書ですが、通知表はその限りではなく、教員がいわばサービスとして、子どもたち、ひいては保護者に出しているものなのです。
こういったところが、学校の愚かなところです。自分たちの首を自分たちで絞めています。まずは教員の仕事の範囲を知ることが大切です。働き方改革は、そのあとのことです。
さて、実際問題として通知表を出している以上、成績処理を行わなくてはなりません。そのため、教員はテストの採点や、提出物のチェック、さらには授業中のつぶやきまで、可能な限りを記録します。
僕の場合は記録したものを、一定の基準に沿って数値化し、成績を決定します。この数値を打ち込むのがツライ!記録するのも大変なのですが、それを延々と打ち込むのもかなり大変です。
また、併せて所見を書くことも忘れてはなりません。最近は所見を年に一回のみ載せる、というように変わってきている学校もあるようです。とてもいい傾向ですよね。毎学期書かなくてはいけない学校は反省していただきたいです。法的根拠もないですし。
文書事務
文書に関わる、さまざまな業務です。
思いつくままにざっと挙げましたが、これらを細かく見ていくと本当に多岐にわたります。保護者に記入してもらい、子どもたちを通して回収するものもたくさんあり、ただでさえ少ない時間が、その対応に割かれることになります。
部活指導(教育課程外)
教育課程外でありながら、なぜか勤務時間外に行うものが、部活動です。そのくせ残業代は出ません。教員の長時間労働の大きな原因の一つにもなっています。
問題を根深くしているのは、「部活動が好き!だから長い時間をかけて、部活動をしたい!」と考えている教員が、想像以上に多くいることです。彼らが「子どもたちのため」という錦の御旗を掲げると、部活動に積極的ではない(普通の)教員も、長時間の部活動に付き合わされることが多くなるのではないか、と思っています。ここを何とかしないと、当然ながら働き方改革などできはしません。やりたい教員とやりたい子どもだけでやる、というのが理想ですが、教員の異動によって活動が分断されてしまう問題がありますので、難しいところです。
まとめ
教員の仕事は、めちゃくちゃ多いです。
いかがでしたか?改めて整理すると、こんなに仕事があるんだ、という印象でした。これから教員になろうとしている方の参考にでもなれば幸いです。
また、これだけの仕事がありますので、すべてを100%の力で行うことは不可能です。自分自身の健康や人生を守るためにも、適度に手を抜くことも覚えていきたいものです。自分の人生ですからね。どうか皆様、ご無理なさらず!
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