プログラミングって何?
あら…今回はいつもと逆パターンなんですね。でも、わたしもわかりませんよ。
ただでさえ現場には余裕がないってのに、さらに「プログラミング教育」だ「学びの最適化だ」…いつ教員自身がアップデートしろっての?とも思ってしまいます。
…でも、できることをやっていくしかないですよね。
それはその通りです。しわ寄せが来るのは子どもたちですからね。でも教員の働き方はおかしいし、正していかなくてはいけない、と思います。
プログラミング教育とは
プログラミング教育とは何なのか、と思っている人も多いことでしょう。文科省HPの中に資料がありますので、少々長いですが引用します。
https://www.mext.go.jp/content/20200218-mxt_jogai02-100003171_002.pdf
今日、コンピュータは人々の生活の様々な場面で活用されています。家電や自動車をはじめ身近なものの多くにもコンピュータが内蔵され、人々の生活を便利で豊かなものにしています。誰にとっても、職業生活をはじめ、学校での学習や生涯学習、家庭生活や余暇生活など、あらゆる活動において、コンピュータなどの情報機器やサービスとそれによってもたらされる情報とを適切に選択・活用して問題を解決していくことが不可欠な社会が到来しつつあります。
コンピュータをより適切、効果的に活用していくためには、その仕組みを知ることが重要です。コンピュータは人が命令を与えることによって動作します。端的に言えば、この命令が「プログラム」であり、命令を与えることが「プログラミング」です。プログラミングによって、コンピュータに自分が求める動作をさせることができるとともに、コンピュータの仕組みの一端をうかがい知ることができるので、コンピュータが「魔法の箱」ではなくなり、より主体的に活用することにつながります。
小学校プログラミング教育の手引(第三版)文部科学省
つまり簡単に言えば「コンピュータを活用するためにプログラミングを学ぶこと」がプログラミング教育です。今後の社会においてはコンピュータを「主体的に活用」することが求められるので、その技術や考え方を見につけさせていこう、というものです。
プログラミング教育では「プログラミング的思考」が必要
有識者会議「議論の取りまとめ」においては、情報技術を効果的に活用しながら、論理的・創造的に思考し課題を発見・解決していくために、「プログラミング的思考」が必要であり、そうした「プログラミング的思考」は、将来どのような進路を選択しどのような職業に就くとしても、普遍的に求められる力であるとしています。そして、「プログラミング的思考」とは、「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」であると説明されています。
小学校プログラミング教育の手引(第三版)文部科学省
プログラミング教育においては、物事を論理的・創造的に考え、課題を発見したり解決したりする「プログラミング的思考」が必要であるとされています。そしてこの「プログラミング的思考」は、コンピュータを専門的に扱う職業ではないとしても、今後の社会を生きる人間として必要とされる力であると考えられています。
「プログラミング的思考」とは、「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」だとされています。長ったらしくてよくわかりませんが、要は「どうしたらイメージ通りの活動ができるのか考える力」であると言えそうです。ですから別にコンピュータを用いなくても伸ばすことができる力であるともいえますが、コンピュータを用いるのがより適当だということでしょう。
プログラミング教育のねらい
小学校におけるプログラミング教育のねらいは、「小学校学習指導要領解説 総則編」においても述べていますが、非常に大まかに言えば、①「プログラミング的思考」を育むこと、②プログラムの働きやよさ、情報社会がコンピュータ等の情報技術によって支えられていることなどに気付くことができるようにするとともに、コンピュータ等を上手に活用して身近な問題を解決したり、よりよい社会を築いたりしようとする態度を育むこと、③各教科等の内容を指導する中で実施する場合には、各教科等での学びをより確実なものとすることの三つと言うことができます。プログラミングに取り組むことを通じて、児童がおのずとプログラミング言語を覚えたり、プログラミングの技能を習得したりするといったことは考えられますが、それ自体をねらいとしているのではないということを、まずは押さえておいてください。
小学校プログラミング教育の手引(第三版)文部科学省
では、プログラミング教育がねらっていることが何なのか。それは3つある、と言われています。
かなり意訳していますが、おおむねこのようなところでしょう。そして重要なことが書かれています。
プログラミングに取り組むことを通じて、児童がおのずとプログラミング言語を覚えたり、プログラミングの技能を習得したりするといったことは考えられますが、それ自体をねらいとしているのではない
これを読んで、正直ホッとしている教員も多いはず。僕もその一人です。プログラミングというくらいだから、きっと難しいコンピュータ言語を用いて、プログラムを打ち込んで…というイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。そんな不安を明確に払しょくする一文ですよね。
けれども、やはりプログラミングについて学ぶことは避けられません。プログラミングがどんなものなのか?ということを身につけるには、こちらがおススメです。ぜひいちどご覧ください。
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/bangumi.cgi?das_id=D0005180401_00000
プログラミング教育の実践例
文科省のHPには、プログラミング教育の実践例がいくつか掲載されています。まずはそちらを見てみて、勤務校でもできそうな実践に落とし込んでみることがよいのではないでしょうか。
https://www.mext.go.jp/content/20200408-mxt_jogai01-000006437_001.pdf
…と偉そうに紹介していますが、僕もプログラミング教育を授業に取り入れたことはありません。一応ブログはやっていますが、それだって自分でプログラムをしているわけではありません。ましてや、embotやScratchやらといったものも、当然ながら未経験です。
それではいかん!と思ったので、ひとまずこのブログのホームページを、コンピュータ言語を使って作ってみることにします。次回からはしばらくその報告になりますので、よろしければおつきあいください。
まとめ
大変ですが…今後の教育には必須であると思われます。
いかがでしたか?僕自身もよくわかっていないプログラミング教育。けれども知れば知るほど、今後の社会を生きていく子どもたちにとって、またその子たちを育てる我々にとって、身につけなくてはならないもののような気がします。多忙な毎日だからこそ、業務を自ら精選し、新たな教育に対応すべく自分をアップデートしていきたいものですね。
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