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信念にもとづくキーワードが、学級経営を支える! ~黄金の3日間で、クラスの8割を掌握せよ~

はんめん
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学校が再開されるのかどうか微妙ですが、そろそろ来年度の学級経営について、考えなくてはいけない時期ですよね。

毎年考えるんだけどなあ。どうもうまくいかない…。方針が微妙に変わってきてしまうんだよなあ。

はんめん
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年度の途中で方針がずれてくると、子どもたちも戸惑います。今の時期にしっかりと考えて、少なくとも1年間は方針を貫きたいものです。

目次

自分の信念を、学級経営の方針とせよ

特に初めて担任を任される先生にとって、学級経営をどのように行えばよいのか?ということは、非常に不安に思われるところがあるでしょう。小学校では、大学卒業後、すぐに担任を任されることもざらにあります。

僕の考えですが、借り物の言葉に力は宿らないと思っています。

教育とはこうあるべきだ、とか、先輩の先生がこう言っていたから、という理由によって発せられた言葉には、まったく力がありません。自分自身が納得できていないのに、子どもたちに響くはずもありません。

ですから、あなたが今までの人生の中で、大切にしてきたことをもう一度考え直してみましょう。もしかしたら「時間」を大切に過ごしてきたかもしれません。「仲間」こそが宝だ、という人もいるでしょう。「礼儀」によって集団の中で生き抜いてきたと考えることもあるでしょう。

それは人それぞれ、さまざまです。ですが自分が大切にしてきたこと(信念)は、自分なりに考え、納得していることであるはずです。こういったことは話しやすいですし、何よりも力があります。経験や思考に裏打ちされていますから、多少の質問にも答えられるでしょう。「どうして時間を大切にしなきゃいけないの?」と聞かれたときにも、きっと経験を交えて答えることができるはずです。

これらの信念の中から、自分の学級経営の「キーワード」を見つけ出しましょう。

「キーワード」を学級経営に落とし込む

たとえば、ある先生にとっての「キーワード」が「時間」「仲間」「礼儀」だったとしましょう。

これをそのまま伝えればよいのです。「このクラスで大切にしたいことは、『時間』『仲間』そして『礼儀』です。これにはそれぞれ理由があります。なぜ『時間』を大切にしてほしいかというと、それは○○だからです。昔、こんなことがありました…」といったように話すことで、子どもたちの理解が深まります。すなわち、「この先生はこういうことを大切にしようとしているんだな」という教師理解が深まります。子どもにキーワードを話すときには、あなたの信念がきちんと伝わるように短く、しかもはっきりとメッセージを送りましょう。

僕なら、時間を守ることは信用を守ることです。信用を守ることで、君たちは集団の中で生きていくことができます。というような話をしますね。

「黄金の3日間」で、8割の生徒に方針を理解させる

ユダヤ人の格言に、このようなものがあります。

10人の人がいたら、そのうち1人はあなたのことを批判的にとらえるだろう。何をしても反対するし、友人にはなれない。

10人の人がいたら、そのうち2人はあなたのことを友好的にとらえるだろう。心を許せる友人となるだろう。

残りの7人は、そのどちらでもない。

体感ですが、クラスでも同じことが起きます。2割はどんなときでもついてくる子。2割はその反対。残りの6割は、どちらでもありません。働きアリの法則とか、パレートの法則とか呼ばれますが、経験上正しいと思います。

この6割の子どもたちを、教師側につけたいですよね。そのためには、黄金の3日間がとても大切になってきます。

以前の記事でも触れましたが、子どもたちは基本的に「今年こそ○○したい」と思っています。新年度の初めから腐っている子どもは、そう多くはありません。いることを否定はしませんが。

ですから、教師の言葉をよく聞こうとしています。だからこそ、この3日間にあなたの信念を聞かせ、学級経営の方針を理解させたいものです。理解することができれば、協力する体制が整ってきます。

どんな時でも教師の味方になる2割+どっちつかずの6割=全体の8割を、黄金の3日間の間に掌握することができれば、その後の学級経営は非常に楽になります。

そのためには、あなたの信念からくる言葉を聞かせることです。借り物の言葉ではなく、あなた自身の言葉で、「このクラスをこうしたい!」という願いを、繰り返し聞かせることです。応じてくれる子どもは、必ずいます。その子は教師を助けてくれる存在です。

まとめ

まとめ

・何が好きかで自分を語れよ!

・聞いてくれない2割については、あきらめよう!

・黄金の3日間はめちゃくちゃ大切だ!

いかがでしたか?来年度の学級経営の方針を考える一助になればと思います。

「魅力的な教員」になるためには?

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この記事を書いた人

子どもたちの成長を間近で見ることができる、教員の仕事ってとっても魅力的!でも労働環境が良くないのもまた事実。解決方法を模索しながら奔走する毎日を過ごしています。公立小中学校で勤務して11年目です。
教育大学卒。専門は社会科(政治学)。ネコ派。二児の父。

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