「教師」「向いてない」の検索が増えている気がします。
以前、教師に向いている人・向いていない人についての記事を書きましたが、ちょくちょく見てもらっているようです。その時はどちらかというと「向いている人」はこんな人ですよ、という記事でしたが、今回はあえて「向いていない人」について言及しようと思います。主観です。批判は甘んじて受けましょう。
1 感情のコントロールが苦手な人
「怒り」「不安」「悲しみ」など、マイナスの感情に限りません。プラスの感情もコントロールできなくては、教師として生徒の前に立ち続けることは難しいと思います。
生徒は子供です。未熟な存在ですから、日々イラっとさせられたり、反面、思いがけず喜ばさせられたりします。
ですがそのことに一喜一憂していては、芯の通った教育活動ができないとも限りません。ある程度の演技は必要(例えば誕生日を祝ってくれたときとか)ですが、自分自身を自分自身で認知する(メタ認知)の力はとても大切であると思います。
特に「怒り」の感情に関しては、懲戒の対象になる事案にも直結しがちです。生徒の発言にカッとなって叩いてしまっては、管理職としてもかばいようがないでしょう。「アンガーマネジメント」というものもありますので、興味のある方はそちらも参考にされるとよいでしょう。
かつて同僚で、生徒に「アホ〇〇」というあだ名をつけ、生徒からの反発に対し怒鳴り散らしていた先生がいました。たしかに生徒たちが生意気だったこともありますが、相手は未熟な存在なのですから、こちらが感情を抑えなくてはならない場面だったと思います。
まあほんと、余裕なくなってくると簡単に爆発しちゃうんだけどね。日々の息抜きは大事!完璧を目指さなくていいから、適当に仕事しよう。
2 失敗したくない人
僕も失敗したいわけではありませんが…教員になるような人って、今まで大きな挫折を味わっていない人が多い気がします打たれ弱いというか。もちろん大変な仕事だっていうことはもう何年も前から周知されているから、そんな中でわざわざ教員になろうというくらいの人です。志はあるのでしょうが、失敗を極度に恐れる傾向があるように感じてなりません。
クラスの生徒にも言うのですが、「失敗してこそ成長がある」のです。失敗しなかったら成長なぞありません。失敗するためには挑戦することが必要です。そこを恐れて挑戦しない人は、成長もしません。子供という可能性の塊を相手にする以上、こちらも常に成長し続ける必要があると思います。そのためには、失敗しながらも子供とともに成長していくスタンスが大切なのではないでしょうか。
坂本龍馬も言っています。
「世の中に失敗ちゅうもんは、ありゃせんぞ」
「失敗したくない→行動しない」のループはホントに危険!生徒から相手にされなくなってしまいます。
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