笑いの起こる授業を作る 〜静のおもしろさと動のおもしろさ〜

授業作り
うさ美
うさ美

おもしろいと思ってもらえるような授業がしたい!

はんめん
はんめん

我々の永遠のテーマですよね。どうしたら子どもたちに、おもしろさを感じさせられるのか…教師によっても考え方が違うので、難しいところです。

うさ美
うさ美

何かポイントは無いの?

はんめん
はんめん

子どもたちがおもしろいと感じている(ようにこちらが思っている)授業の中には、笑いがあります。笑いが起きるということは、子どもたちがリラックスしているということです。動的なおもしろさと、静的なおもしろさが合わさったものが「おもしろい授業」ではないのかな、と考えています。

うさ美
うさ美

動的なおもしろさと、静的なおもしろさって…?

はんめん
はんめん

くわしく話していきましょう!

「静」のおもしろさとは

知的なおもしろさであり、学問のおもしろさであるといえましょう。例えば、算数の問題が解けたときのおもしろさです。また、社会の事象同士がつながっていることに気づいたときのおもしろさです。

この知的なおもしろさを子どもたちが味わうためには、深い教材研究が必要です。まずもって教員自身が、教材の知的なおもしろさを味わい、楽しんでいなければなりません。「この料理美味しいよ!味はしらんけど」と差し出されたものを、食べてみようとは思いませんよね。教材のうまみを引き出すためにも、深い教材研究は必須であると言えましょう。

「動」のおもしろさとは

子どもたちがどっと沸くような、笑いの起こるおもしろさです。例えば芸人さんたちの巻き起こす笑いです。緊張と緩和から来る笑いです。とはいえ、誰かをこき下ろして起こす笑いは教室にそぐわないので、そこは注意が必要です。あくまでも全員が幸せになれる笑いであることは大前提です。

このおもしろさを味わせるには、「笑いの起きる学級」にすることが必要です。普段から笑っている学級は、授業でも笑いがこぼれるものです。逆に普段から大人しい学級では、どんな教員であっても授業で笑わせることは難しいと思います。

何が笑いやすい学級とそうでない学級を分けるのか?

子どもたちの質

身も蓋もありませんが、笑いやすい学級・笑いにくい学級は確かに存在します。学級の雰囲気によって、笑うことに対する抵抗が弱い学級と強い学級があるということです。そしてそれは、子どもたちの組み合わせによって発生します。

子どもたちの組み合わせによっては、恐ろしいほどに笑わない学級ができてしまいます。僕がかつて担任した学級では、給食時に一切会話がない状態が、5月末まで続いたことがありました。一度笑いにくい雰囲気ができてしまい、その雰囲気が支配的になると、あとから変えていくのは大きな労力が必要です。

教員のはたらきかけ

子どもたちの組み合わせによって、笑いやすさ・笑いにくさは確かにあります。では、その組み合わせだけですべてが決まるのか?と言われれば、それはもちろんNOです。それ以上に大きな要因は教員の働きかけです。例えどんなに笑いにくい学級であったとしても、教員があきらめずに働きかけ続ければ、雰囲気は必ず変わってきます。

先ほどの例でいえば、僕の場合は途中からあきらめてしまいました。「この子たちはこういう雰囲気がいいんだな」と思い込んでしまい、それ以上の努力をしなくなりました。一応言っておきますが、最初は働きかけていました。ですが思った以上に子どもたちは変わることなく、ずっとおとなしい…というか暗いままでした。今思えば、僕の働きかけの方法が、当時の子どもたちと合っていなかったのでしょう。苦い思い出です。

「笑いやすい学級」の作り方

子どもたちを見守っていれば笑いやすい学級になるかというと、そうではありません。特に学校という場は同調圧力が生じやすく、また(日本人の気質もあるのでしょうが)失敗を嫌う傾向があります。そのため、子どもたちは高い緊張状態にあることも珍しくありません。緊張の中では笑いは生まれません。緊張をほぐすことがまずは大切です。

笑いやすい雰囲気を作るには、子どもたちが「笑ってもいいんだ」と認識することが必要です。子どもたち自身でその認識を作ることができるのであれば見守っていてもいいのですが、そうでない場合には、教員が自らユーモアをもって、子どもたちに接する必要があるでしょう。

そこでおススメしたいのが、朝のホームルームで他愛のない話をすることです。僕自身は”くだらない話”と言って子どもたちに話をしては、冷笑されていました。けれどもこれが大切なことです。冷笑であっても笑いは笑い。繰り返すうちに「笑ってもいいんだ」という認識が学級の中に広まっていくことでしょう。あとはこちらのメンタルがもつかどうか、という問題だけです。メンタルもってくれよ!冷笑4倍だぁ!!

”くだらない話”として話していたのは、小学生のころに流行っていたことの話、部活動に打ち込んだ話、恋愛の話、休日にあったことなどなどですが、一番反響があったのは、教員の失敗談でした。他人の不幸は蜜の味…とも言いますが、教員の失敗談は、本当に子どもたちは大好きです(笑)

では、”くだらない話”を子どもたちにできるようになるには、どうしたらいいかというと…。これはもう、「ずっと仕事」ではなく、買い物に行ったり、友達と遊んだり、趣味を楽しんだりと、余暇活動を充実させることです。朝早く学校に来て、夜遅く家に帰り、寄り道もせず、土日も部活や仕事。こんな生活をしている教員に、”くだらない話”はできません。おもしろい授業をしたいと思うのなら、まずは自分自身の仕事への取り組み方を変えてみると良いのではないかと思います。

まとめ

まとめ

・おもしろさには「静」と「動」がある

・教員の働きかけで、「よく笑う学級」は作り出せる!

・しかしそのためには、教員自身が人生を楽しむこと!

いかがでしたか?おもしろい授業をしたい、というのは、教員であれば共通して持っている願いだと思います。教員自身が人間としての深みをもてば、きっとそれが授業にも生きてきますよ!

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