
ちょいと前、Twitterで話題になっていましたので、私見を述べようと思います。

私はいつも私服ですね…体育の時はジャージですけど。

男性教員で、私服(ジーンズとかパーカーとか)を着ている人って、ほとんどいませんよね。社会的に許容される範囲が女性用の服よりも狭いのでは?とも思っています。
①安定のスーツ

いついかなる時でも、「はずさない」のがスーツです。安定の選択肢と言えましょう。
日本では、会社勤めの場合はほとんどがスーツでの勤務になっているでしょう。ベンチャー企業など、一部では私服での勤務が認められてきているとはいえ、朝の駅を見るとまだまだ堅苦しい雰囲気があることは否定できません。
そもそもスーツは西洋から入ってきたものですし、日本の企業がこぞってスーツを「正装」と定めなくてもよいと思うのですが…。歴史的なお話については、こちらのページがわかりやすかったので興味のある方はのぞいてみてはいかがでしょうか。
さて、日本における一般的な正装として認知されているスーツですから、教員が着ることにも何ら抵抗はありません。ただし、教育現場の実態を踏まえると、スーツが適さない場面も多々あります。例えば…
・体育の授業のとき
・図工の授業のとき
・外で遊ぶとき
・掃除をするとき
・黒板を消すとき
・汚物処理をするとき
など
このように、特に小学校では「着ているものが汚れる場面」「体を動かす場面」というものが結構あり、しかもいちいち着替えている時間もありませんので、スーツは敬遠されがちです。中学校では子どもたちも制服を着ていることが多いので、よく「教員もスーツを着ましょう」と言われるのですが、それも教員の仕事の内容を鑑みるとあまり適していないようにも思います。
けれども、授業参観日や研究発表、または出張など、対外的に重要度の高い行事に関しては、やはりスーツで臨むのが良いでしょう。そのオン・オフの使い分けも大切です。

②動きやすいジャージ

スーツでない場合、男性教員は着ていくものが非常に限られるというのが僕の見解です。ジーンズをはいていたり、Tシャツで授業をしている教員もいないわけではないのですが(僕の周囲では)、やはり市民権は得ていないように思います。そこで登場するのがジャージです。
小学校では特に、体を動かす場面が多くあります。体育の授業をはじめ、休み時間に子どもたちと遊ぶこともあるでしょう。図工の授業で絵の具を使うときなど、汚れが付きやすい場面も多々あります。
これらを考えると、ジャージという選択肢は非常に有効だと考えられます。先ほども述べたように、着替える時間もほぼありませんので、「次の活動に備えてジャージにしています」という体で授業を行うのも、個人的には「アリ」だと思っています。
ただし、体育教員以外の中学校教員がジャージで授業を行うのは良くないとも思います。特に中学校では、子どもたちは制服を着用することがほとんどです。僕は子どもたちに「オフィシャルな場では身だしなみをきちんとしよう」と伝えて服装指導をしていました。そうであれば、おのずと教員の身だしなみも気を遣われなくてはなりません。子どもたちは制服、教員は理由もなくジャージ、というのは子どもたちからの信頼を損なう可能性が高いと思います。自分自身の言動も顧みながら、服装は選びたいものです。
③おススメのジャケパン

スーツでは堅苦しい、ジャージでは砕けすぎ…そんな経験から、僕が行きついたのは「ジャケパン」です。
上はシャツにジャケットを羽織り、下は綿パン。適度に動きやすく、しかしそのまま出張にも出られるくらいの節度はある。スーツに比べて安価。上下がそろっていなくてはならないスーツに対し、別々に購入しても組み合わせることができ、コーディネートの幅もある。文句なしにおススメです。まだ試したことがない、という方も一度見てみるといいのではないでしょうか。
まとめ

見られる職業ですから、見た目は大切!
・スーツはいつでも安心。でも小学校教員には向かないかも。
・ジャージは授業や活動によってはアリ。
・ジャケパンはおススメ。
いかがでしたか?教員の中には服装に無頓着な方もいますが、人から見られる職業ですから、最低限の注意は払いたいところです。これだけ用意しておけば間違いないというものはありませんが、年齢のことも考えつつ、その場その場に合わせた服装を考えていきたいものですね。
コメント