聞いて聞いて!今日、スーパーに行ったらね、ホットケーキミックスが売り切れていたの!
ちょっと前にヤフーニュースになりましたよね、それ。ちょっと情報が古いんじゃないんですか?
でもでも、パスタもなかったの!あ、あと小麦粉も!
確かに、ロシアやインドが食料の輸出を制限することを発表してはいますが…日本は当面、大丈夫なのではないでしょうかね?
よく知らないけど、日本は食料自給率も低いっていうし!心配!
では今回は、日本の食料自給率からコロナ禍によって食料危機が起きるのか?ということについて考えてみましょう。
コロナ禍現状把握(5月4日現在)
この記事を書いている5月4日現在の、コロナ禍に関するまとめです。
先の見えない自粛延長に、疲れている方も多いでしょうし、そもそも生活が立ち行かなくなっている人もいることでしょう。こんなニュースも散見されます。
https://hicbc.com/news/article/?id=0004DBE8
コロナによって生活に困り、犯罪に走る人々が今後も増えると予想されます。犯罪に巻き込まれる人も増え、治安は悪化するでしょう。今よりももっと、自分の身を自分で守らなくてはならなくなるでしょう。
いい意味でのほほんと暮らしてきた日本人ですが、アフターコロナの世界ではこれまでとは全く違う社会で生活せざるを得ないでしょう。格差は拡大し、治安は悪化し、政府の役割は小さくなり、自己負担や自己責任が大きくなっていくでしょう。
さて、我が国の食料自給率は?
すでにご存じのように、我が国の食料自給率は高くはありません。食料自給率の話をすると、やたらとカロリーベースの37%が強調され不安をあおられてしまいます。
このような違いがありますが、諸外国では生産額の食料自給率を目安にするのが主流です。なぜならカロリーベースでは、カロリーの低い食料(野菜など)は自給率を押し下げてしまうからです。ということで、生産額で考えていくことにしましょう。
生産額ベースでは、我が国の食料自給率は66%です。品目別に言えば米はほぼ100%ですが、イモ類・野菜類は70%、肉類・魚介類は50%、小麦は10%、大豆にいたっては6%ほどとなっています。米はあるけれども、そのほかの食品は自給できていないということができるでしょう。
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/attach/pdf/012-14.pdf
米については心配なし。でも小麦は…?
ということで、米は大丈夫そうです。でも自給率の低いものは大丈夫なのか?と疑問になりますよね。これについては、農林水産省から公式の見解が出ています。
ふむふむ、やはりお米は半年分もあって、大丈夫そうですね。コロナウイルスの蔓延により輸入制限がかかり、我が国全体が飢餓に陥る…ということはなさそうです。とはいえ、小麦の70日分はちと心もとない印象を受けますね。小麦からできているものといえば、うどん・そうめん・ラーメン・パン・ナン・ケーキ・パスタなどなど。コロナ禍が深刻になるにつれて、食生活にも深刻な影響が出そうです。
実際にはただちに品切れになることはないけれども、こういった情報から不安を感じる人たちによって小麦の製品が品薄になってきているのでしょう。正直なところ、僕も不安です。一部の人が買い占め始める→品薄になる→今のうちに買っておかなきゃ!→ますます品薄に、という流れです。アルコールもマスクもトイレットペーパーも小麦製品も。どうしたらいいのでしょうね?
今できることは、なんだろう?
個人のレベルで考えてみます。
ここまでのコロナ禍に対する政府の対応を見ると、危機に対して有効な対策をとることができていないのではないか?という不安があります。もちろん、政治家も官僚も日本の中でトップレベルに優秀な人たちですから、とんでもない努力がなされているとは思いますし、そう信じたいところです。けれども、やはり不安です。では今できることはなんでしょうか。
①について、今はまだ食料品が手に入ります。品薄なものもありますが、全体的にはまだまだ供給は滞りなく行われています。防災対策としても有効なローリングストックを取り入れて、備蓄を増やすことがまず対策として挙げられるでしょう。
幸いにも我が家は以前よりこのローリングストックを意識して買い物をしていたため、マスクやアルコールスプレーについてはまだ在庫がありますし、たとえ今食糧危機が起きたとしても、1か月ほどの食料品や水の備蓄があります。
この先、何が起きるかわかりません。コロナだけでなく、それに端を発した戦争も十分に起きる可能性があると思っていますし、自然災害も重なるかもしれません。いまだにマスクすら満足に供給させることのできない政府をあてにするよりは、自分自身でできる対策をすることが、結局はこの国を守っていくことにつながるのではないか、と思います。
②については、農家の人以外はかなり限定されると思います。庭でもベランダでも、家庭菜園を始めてみるべきでしょう。特に手があまりかからず、それでいて貯蓄に向いているジャガイモなどがおススメです。
食料品を買うだけではなく、生産できるようにもなっておくことが個人でできる対策としては限界だとおもいます。やらないよりはマシ、という程度ですが、いざという時に家族を守れるかどうかがかかってくるのではないかと思っています。
③については、今後も品薄が予想される小麦製品から、少なくとも自給率は100%に近い米を食べる生活に切り替えていくことです。人によっては難しいかもしれませんが、手に入らないことにストレスを感じることは、ここから長期にわたるであろうコロナとの闘いにおいてとても不利なことです。手に入らないならそうと割り切って、生活を変えていくことも、対策としては有効でしょう。
まとめ
いかがでしたか?「備えあれば憂いなし」、個人レベルでできることをしていきたいですね。一緒にこの危機を乗り切りましょう。
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