うさ美「また電話しなきゃ…」「何を言われるか怖い…」



放課後の職員室で受話器を持つ手が震えること、ありますよね。
私も1年目の時は、保護者からの着信を見るだけで動悸がしていました。
「指導案も書かなきゃいけないのに、対応に追われて今日も残業…」
そんな毎日を変えたいと思いませんか?
実は、保護者対応には「型」があります。
これさえマスターすれば、トラブルを未然に防げるだけでなく、保護者があなたの「強力な味方」に変わります。
今日から使える具体的なテクニックを紹介します。
感情的な相手を味方に変える傾聴の技術
結論からお伝えすると、保護者対応で最も優先すべきは解決策の提示ではなく「徹底した受容」です。
なぜなら、保護者の不満の多くは「自分の不安や大変さを分かってほしい」という感情から生まれているからです。



ここを飛ばして正論を伝えても、火に油を注ぐだけになってしまいます。
まずは、電話対応の質を変えるフレーズの使い分けを確認しましょう。
| 状況 | 若手が使いがちな表現(NG) | 信頼を得る表現(OK) |
| 相手が怒っている時 | でも、学校ではそんなことは… | おっしゃる通りです。ご不快な思いをさせました。 |
| 事実確認が必要な時 | 私の記憶では違います。 | 詳しく教えていただき、助かります。確認いたします。 |
| 対応を迫られた時 | すぐに改善することを約束します。 | 学年主任と共有し、明日〇時までにご連絡します。 |
新採用の職員が陥りがちな失敗は、その場で自分一人で解決しようと約束してしまうことです。
上の表のように「組織として対応する時間」を確保してください。
これにより、心理的な余裕が生まれます。
最初の3分が勝負!不満を「感謝」に変える電話対応の極意
保護者からの電話で最も大切なのは、解決策を提示することではなく、「まずは全部吐き出してもらうこと」です。
「共感のさしすせそ」で心の壁を溶かす
相手が感情的になっている時は、反論は一切厳禁です。
以下のフレーズを相槌に混ぜてください。
- さ:さすが、よく見ていらっしゃいますね。
- し:知らなかった(気づかなかった)点をご教示いただき、助かります。
- す:すごいですね、お子さんは家ではそんな風に頑張っているんですね。
- せ:せっかくお電話いただいたのに、ご心配をおかけしました。
- そ:そうですよね。そのお気持ち、理解できます。
1年目が陥りがちな「即答の罠」
「どうしてくれるんですか!」と言われ、「すぐに対応します!」と根拠なく答えるのはNG。



やってしまったことがありますが、とてもこじれました…
- 失敗パターン:その場で「明日から席を替えます」と約束してしまう。
- 回避策:「貴重なご意見ありがとうございます。一度学年主任(上司)と相談し、明日中に折り返します」と、組織として対応する姿勢を見せ、一旦電話を切る勇気を持ちましょう。
準備で8割決まる!面談を「時短」かつ「高満足度」にする事前シート
個人面談や放課後の急な来校。
準備なしで挑むから、話が脱線して時間が長引くのです。
「事実:3、褒め:7」の構成案を作る
面談前に、メモ帳でも良いので以下の構成を作っておきましょう。
| 項目 | 具体的な内容(例) |
| アイスブレイク | 「最近、〇〇くんが掃除を頑張っていて、クラスが明るくなりました」 |
| 本日のゴール | 「今日は、家での学習習慣について一緒に作戦を立てられたらと思います」 |
| 事実の共有 | 「テストの結果は〇点でしたが、計算ミスを自分で見つけようとする変化がありました」 |
| ネクストアクション | 「まずは宿題の丸付けを、週2回から一緒に見てみませんか?」 |
プロの小技:机の配置で「敵」を作らない
真正面に座ると対立構造になりやすいです。「L字型」または「机の角を挟んで斜め」に座るよう椅子を配置してください。



確かに、正面に向き合うと「対戦」って感じがしますもんね。



これだけで、心理的な圧迫感が減り、信頼関係が築きやすくなります。
事務作業を効率化!報告書作成を爆速にする「エクセル活用術」
「保護者対応が終わった後の報告書が一番面倒…」



その悩み、エクセルの機能を少し使うだけで解決します。
「プルダウンメニュー」と「VLOOKUP」で標準化
生徒名を入力したら、出席番号や保護者名が自動で入るようにするのは基本です。
さらに、「対応内容」を「苦情・相談・情報共有・その他」の4つから選ぶプルダウンにしておくと、後から集計しやすくなります。
- 活用すべき関数:
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 0)(名簿から特定の情報を引っ張る際に必須。一度作れば一生モノの時短ツールです)
失敗しないための「時系列ログ」
1年目がやってしまいがちなのが「記憶を頼りに後で書く」こと。



1日経つと、忘れてしまうんでうよね…
- 失敗パターン:3日後に「なんて言われたっけ?」と思い出しながら書く。
- 回避策:電話の横にメモ帳を常備し、「16:15 着信」「16:22 謝罪」「16:30 解決策提示」と時刻をメモする癖をつけてください。これだけで事実確認の精度が劇的に上がります。
まとめ:あなたは一人じゃない。まずは「即レス」から始めよう
保護者対応がうまくいかないのは、あなたの能力が低いからではありません。
単に「やり方」を知らなかっただけです。
明日からできるスモールステップは、「良いニュースほど、早めに電話(または連絡帳)で伝えること」です。



電話だと相手の都合もあるので、僕はよく連絡帳に書いています
トラブルの時だけ連絡が来る先生と、普段から「今日、逆上がりができました!」と教えてくれる先生。
どちらを信頼するかは明白ですよね。
若ければ若いほど、そのフットワークの軽さが最大の武器になります。
まずは今日、クラスの誰か一人を観察して、その子の「小さな成長」を保護者に伝えてみませんか?
その一歩が、あなたの教員生活をグッと楽にしてくれるはずです。














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