急に2月で学校が休校になり、生徒たちと涙の別れをしてからはや3週間。
確かに時間にはかなり余裕があります。平均して100時間を超えていた時間外勤務も。3月は6時間です。働き方について多くを考えさせられる期間ですね。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200323-00010003-nishinpc-soci
記事の中でも紹介されているのですが
福岡県の公立中の50代男性教諭も、成績表の作成を例年より1週間早く終えた。平時なら授業に生徒指導、学校行事、部活動といった業務の合間に進める作業だ。例年の多忙を振り返りつつ「減らしていい仕事はない」とも気付かされた。「本気で改革を進めるなら教師を増やすしかない」
これが最高にして最善の方法よね。一人当たりの教員に対する仕事量が多すぎるので、時間外勤務が減っていかないのですよ。偉い人にはそれがわからんのです!
我々の仕事は「子供たちのために」という視点で増やされていきます。これはまあ葵の御紋のようなもので、これを出されると反論しにくいのです。子どものためを思って仕事をせず、自分のことしか考えていないということにされかねないからです。
でもねえ、教員にも生活があって家庭があって…普通の人間なのですよ。自分の家庭を壊してまで仕事に尽くした方が称賛されるのはおかしいですよね。自分の子供へ時間を注げないのに、他人の子供に時間を注ぐのはどうなんでしょう。
鹿児島市の50代女性が勤める小学校は24日に卒業式を控える。時間短縮は決まっているが「子どもがかわいそうだから職員が1人ずつメッセージを書こう」と同僚が提案した。女性教諭は「気持ちは分かるけど、思いも表現法もそれぞれある。『子どものために』という大義名分で、新たな仕事を増やす必要はあるのか」と冷ややかだ。
と記事の中にはありましたが、まったく同感ですね。あえて仕事を増やしていき、教員同士で首を絞めあうのが教員という職種です。いい加減、そのばかばかしさから卒業しなくてはいけないと思うのですけどね。
今回の休校は、多くの先生にとって、「仕事」や「生き方」、「働き方」について考えるきっかけとなっていることでしょう。4月から激務が再開されますが、自分たちの人生についても考えていける先生が増えていくといいなと思います。
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