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コロナ休校中の学習保証をどのようにするか?~格差の発生を最小限に食い止めろ~

はんめん
はんめん

あすから新学期です。まじかよ。こんな中でやるのかよ。って思ってます。

感染者数はうなぎのぼり、こんな状況で再開していいのだろうか…

はんめん
はんめん

おそらく、再開して間もなく子どもか教師に集団感染がおこります。その後休校となるでしょう。場合によっては、非常事態宣言が出されてのち、休校になるかもしれません。

そうなると、再開した意味とは…?

はんめん
はんめん

最も大きいのは、「新学期をスタートした」という事実をつくることができる、ということでしょう。こんな状況で何言ってんだって話ですけれどもね。

先生たちとの顔合わせがあり、新クラスになり、教科書類も配られるね。

はんめん
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新学期がスタートしていれば、そして教科書類が配られていれば、家庭での自習も比較的やりやすくなる、との見解なのでしょう。おそらくですが、この状況で学校を再開させることのメリットは、それくらいしか思いつきません。

目次

再開→休校となった場合、どのように学習保証をするか?

学習よりも命の方が大切!という意見。

全く持って同感です。命あっての学習です。

ですが、では休校中に(もう絶対になると思っている)なにもしなくてもよいのかというと…話は別です。

2月末からの1か月、ほとんどの学校では教育活動が止まりました。各国はぞくぞくとオンライン講義を行っているのにも関わらず…です。

教育に金をかけてこなかったツケを、こんな形ではらわされることになろうとは…

さて、前提として。

・一斉配信のメールは送ることができる

・始業式はやる

・ホームページはある

この状況で、学習の保証をするにはどうしたらいいのか…少し考えてみましょう。

全部は無理!

いきなり結論が出てしまいましたが、全部は不可能です。家庭科とか図工とか体育とかどうすんねんってなりますやん。

やれるのは

①漢字ノートの書き取り

②算数のプリントおよび問題集

③リコーダーの練習

くらいでしょうか。そのほかには思いつきません。こういったドリル形式が主軸となるでしょう。

何か新しいことを教授してそれを習得させていく、という教育は残念ながら無理そうです。ホームページに動画をアップするか、リンクさせて公開するか?あるいは「こんなんありますよ」とYouTubeを紹介するか…それくらいでしょうね。

発生するであろう格差①  子ども間の格差

休校になるのは絶対だと考えていますが、いつからなるのか、はわかりません。明日からの学校再開では、おそらく欠席をさせる保護者が多くいると思われます。とはいえ、まったくもって通常の感覚です。むしろ「わかりますよ、不安ですよね」と励ましのお電話をしたい心境です。

ですが現実に発生するのは、学校に登校している子と、登校していない子の格差。学習であったり、人間関係であったり。これは学校を再開している地域と、そうでない地域でも生じる問題です。

あるいは、休校中にも教育力のある家庭は、学習を進めることが可能ですが、そうでない家庭はどうなるのでしょう。大きな差が開くように感じてなりません。

本来はこの格差を埋めるのが公教育、つまり公立学校の役割です。それがこのように地域ごとに差があっては…本当はいけないと思うのですがね。

発生するであろう格差②  外国と日本の間の格差

各国はオンライン講義を進めているところも多いと聞きます。

このままでは、外国の子と日本の子の間で学力に大きな差がついてしまうことでしょう。今まで先進国中、最低の教育への投資を許してきたツケです。スケールの大きな話だけに、国に対策をとってもらう必要があるのですが…いまだにマスクやアルコールすら国民に行き渡すこともできない政府には、あまり期待はできないでしょう。

政治家の先生方も、きっと必死にやっていると思いますよ?きっとね。それでもできていないんです。我が国がこんなに脆弱だとは思いませんでした。

我々は目の前の子どものために

できないことを嘆いていてもしかたありません。

私たちは、今できることに全力を尽くす。これしかないんです。

行政が…とか校長が…とか、やらない言い訳はたくさんできますが、再開すると決まったら、あとは目の前の子どもたちをどう守るのか、それしかないでしょう。

三密をクリアするのなんて無理な話です。40人が教室の中にいるんですよ?濃厚接触しますって。小学生ですよ?マスクしていない子もいますって。売っていないんですよ?

でも、そんな中でも、できることをしましょう。机の間隔を開けさせ(2m以上離せるとは言ってない)て。濃厚に触れ合うなって怒鳴って。マスクの代わりにティッシュをセロテープで止めさせて。

明日からどうなってしまうのでしょうか…

「魅力的な教員」になるためには?

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この記事を書いた人

子どもたちの成長を間近で見ることができる、教員の仕事ってとっても魅力的!でも労働環境が良くないのもまた事実。解決方法を模索しながら奔走する毎日を過ごしています。公立小中学校で勤務して11年目です。
教育大学卒。専門は社会科(政治学)。ネコ派。二児の父。

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