コロナの拡大が止まりません。このままでは…
このままでは?
社会の仕組みそのものが、変わってしまうでしょう。
社会の仕組みが変わる?どういうこと?
歴史上、社会の仕組みが根底から変わったことは何度もあります。例えば王政を妥当し、市民が力をもったフランス革命。それまでは王がいることが当たり前で、市民が話し合いによって政治を行うことなど、想像もできなかったはずです。
非難爆発バスティーユ…なんて習った気がするなあ。1789年の出来事だね。
その通りです。フランス革命後、話し合いによって政治を決定する共和制という仕組みが社会に浸透し、今にいたっています。
話し合って物事を決めるのなんて、普通だと思っていたけどなあ。
まさしくその「普通」が、根底からひっくり返ること。それを「革命」といいます。有名なのはフランス革命ともうひとつ、産業革命です。
イギリスではじまった、機械によって工業製品を作り出すアレだね!
そうです。が、産業革命がもたらしたものはそれだけではなく、資本主義という経済と社会の仕組みです。工場で労働者たちがものを作り、消費者が購入する。経営するのは資本家…というこの仕組みができたのも、産業革命によるものです。
産業革命の前とは、まったく違う仕組みになった、ということ?
その通りです。今回のコロナ禍も、「革命」を起こすに足る力をもっていると思います。
止まらないコロナ禍、変わる社会の仕組み
教員の中にも、支持を待ってから動く人もいれば、自ら考え主体的に行動する人もいます。今回のコロナ禍で休校になっている今、その特性が顕著に出ているようにも思います。暇を持て余す教員と、できることを探し行動する教員。次の時代に生き残るのは、どちらでしょうか。
自ら行動することがいつもいつも正しいとは言えません。でも、歴史的な転換点で生き残ってきた人たちは、常に自ら行動する人たちでした。そして自ら行動するために必要なもの。それは「情報」です。
欧米列強についての正しい情報があったからこそ、明治維新は成し遂げられたといえるでしょう。外国の情勢を知らなかったとしたら、日本はおそらく植民地になっていたと思います。
情報統制によって正しい情報を得られなかったからこそ、最後の最後まで多くの日本国民は、太平洋戦争での勝利を信じていたのでしょう。アメリカやイギリスの戦力と戦況を知っていたとしたら、原爆を落とされることはもしかしたらなかったのかもしれません。
今回のコロナ禍は、間違いなく歴史に残る転換点となるでしょう。資本主義が席巻した経済は終わりを迎え、新たな経済と社会の仕組みが作られていくことでしょう。僕は社会主義的な世の中になっていくのではないか?と予想していますが…
これまでの社会の仕組みが根底から変わることを「革命」と呼びますが、コロナ禍もやがてはコロナ革命とでも呼ばれることになるのではないでしょうか。
情報をいかにして得ていくか?
今後、どのような変化が起きていくのか?それについては誰にも予想がつかないところです。大陸から元が大挙して攻めてきた時の鎌倉の武士たちも、このような先の見えない不安に襲われていたことでしょう。
ただし、確実に言えることは正しい情報を得たものだけが時代の変化に対応していくということです。
そういう視点でメディアを見てみると、もはやテレビはその役目を果たしてはいません。先日も「若者がテレビを見なくなったから、街に出ている若者が増えてしまった」なんていう、笑い話にもならないようなコメントが出ていました。
情報の速さ、という点ではTwitterなどのSNSに勝るものはないでしょう。加えて、参加者の生の声が聴けるということもSNSの魅力です。情報の正確性については、自分で検証しなくてはなりませんが…もっとも、今のテレビも同じことですね。
時代の転換点において頭角を現し、時代をリードしていくのは一部のカリスマたちです。我々凡人は、変化に対応していくこと。とにかくおぼれないこと。それが大事なことではないでしょうか。
刻々と変化する状況に対応するためには、先のことを読む思考力も欠かせません。教師自身が「主体的・対話的で深い学び」を実践することで、その思考力は鍛えられていくことでしょう。システム手帳とか…おススメですよ。
まとめ
いかがでしたか?凡人は凡人らしく、流れを見極め、変化に対応していきましょう。
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